「テスラの純正ホワイトインテリア、かっこいいな」——そう思ったことはありませんか?
私もそのひとりです。最初は黒でもいいかと思っていましたが、やっぱり白もいいなという気持ちが抑えられなくなりました。でも純正の白内装は高いし今更もう変更できない。そこでAliExpressの白シートカバーで近づけてみることにしました。
結論から言います。取り付け後の雰囲気には満足しています。
しかし取り付けは想像の3倍大変でした。5時間かかり、指を切り、腰を痛めました。また、完全なフィットではありません。
この記事では、作業の流れ・苦労したポイント・仕上がりの正直な感想を書きます。そして最後に「じゃあ純正白内装にするといくらかかるのか」という疑問にもお答えします。
なぜアリエクの白シートカバーにしたのか
純正のホワイトインテリアを選ぶと、オプション価格が必要になります。テスラ公式サイトによると126,000円です(現在のハイランドモデルの価格)。
また、私のように中古車を今から白内装にしたい場合、専門ショップでシートの張替えサービスを利用する方法もあります。金額は内容によりますが、20万円〜という価格帯です。
高い!
そこで目をつけたのがいつものアリエクことAliExpressです。「Model 3 seat cover white」で検索すると、モデル3専用設計を謳う白シートカバーが安価で多数ヒット。他に選択肢はありませんでした笑

アリエク白シートカバー取り付け:5時間の正直レポート
商品の内容と事前準備
届いた商品にはシートカバー本体のほか、取り付け用フック・ひも類が付属していました。説明書はなし!。商品説明画像を見ながら進める形です。

商品画像のみだとちょっと不安だったのでセラーに連絡したら、取付説明の動画リンクを送ってくれました。アリエクは思ってるよりもサービスが素晴らしいです。
特殊な工具は不要ですが、隙間に手を入れやすくするための内装剥がしや、シート下などを照らせる小さなライトなどがあると便利です。
少しでも作業がしやすくなるように、シートカバーを日向ぼっこさせて温めておきました。


フロントシートへの取り付け手順
① 背もたれカバーを取り付ける
背もたれカバーは上から被せる形です。
背もたれの下側には固定用のベルトがついており、シート底面側に引き出して固定します。座面カバーの前側のベルトと組み合わせてバックルで留める構造になっています。
左右でカバーの形状が少し異なります。AIR BAGのタグのある方が外側になるようにします。左右を間違えるとサイドエアバッグの位置がずれるので、必ず確認してから取り付けてください(私のカバーは左右両側に同様の穴が空いているので、あまり気にする必要はないのかもしれない・・・)。




② 座面カバー(クッション部)を取り付ける
底面の縫い目をシートの輪郭に合わせながら被せるイメージです。
カバーには固定用のバックルストラップが付いています。リア側へ出したベルトをフロント側へ引き込み結合します。シート下に手を突っ込んでベルトとバックルを合体させるのですが、体勢が狭くてかなりやりにくい。シートを最大まで上げておくと作業しやすいです。

座面の両側からも固定用のベルトがあります。インシュロックを使って座面下へ引き出し固定します。ベルトを通した後でフックをベルトに通します(先にフックを付けてしまうとシート横の隙間を通れません)。

たぶんこのあたりで指を何かに引っ掛けて切りました笑
③ カバーを隙間に押し込んでいく
それっぽくシートにカバーが取り付けれたら、ここからは仕上げとしてカバーをトリムの隙間に押し込んでいきます。内装剥がしや付属しているヘラで押し込んでいきます。

カバーの縫い目やステッチにうまいこと引っ掛けるとスッと入っていきます。

④ 組付け状態を調整する
最後にシワやぶかつきがある部分を調整します。
フロント2席の作業時間:約2時間
リアシートへの取り付け手順
リアシートが今回の作業の最大の難関でした・・・
① 背もたれカバーを取り付ける
背もたれは4ピース構成です(左側+センタアームレスト、右側、アームレスト部、センターヘッドレスト)。
各パーツは背もたれを前に倒した状態で、上から被せながら押し込んでいきます。背もたれ側に面ファスナーが何本か出ているのでそれを背面に回して固定します。
面ファスナーは途中で張り付いて作業性が悪くなるので、養生テープで保護したりするとラクです(今思えば先に座面を外した方がもっと作業性がよくなったはず・・・・)。
※このへんの作業写真がなくてすいません・・・

背面は内側の面ファスナーでシートに貼り付けます。
中央のアームレスト部はジッパーで左右を結合させます。
② シートとドアの間のガーニッシュを脱着してカバー取り付け(個人的に最大の難所)
ここが今回の作業でもっとも時間がかかりました。
リアシートと後席ドアの間には、縦に細長いガーニッシュ(内装トリム)が付いています。ここにもカバーが設定されていますが、これの脱着が難儀します。

ここは4点で固定されていて以下の手順で外せます。
・ガーニッシュ自体を下の方から持ち上げて、下部2つのピンを外す
・ガーニッシュ上部を持ってフロント側に引っ張り、上部2つのクリップを引き抜く
言葉で書くとシンプルですが、めちゃくちゃ難しいし、パワーが必要です。
カバーを取り付けた後ガーニッシュを元に戻しますが、これが本当につらかった。クリップの向きを感覚で合わせながら押し込む作業が結構大変です。カバーをつけたことでガーニッシュの位置が微妙にズレるので、私のモデル3ではなかなかクリップが嵌合しませんでした。何回かカバーの位置を調整したりしたので、ここだけで1-2時間はかかったと思います・・・(左右)

③ センターヘッドレストへカバー取り付け
ヘッドレストに被せる小さなカバーが一番ラクでした。面ファスナーが長すぎて邪魔だったので、少しカットしています。
④ 座面(クッション)を取り外してカバー取り付け
モデル3のリアシート座面は取り外せます。
座面の前端(足元側)の下に指を差し込むと、左右2カ所にレバーがあります。このレバーをスライドさせながら、座面を手前上方向に引き起こすと外れます。私のモデルはフロント→リア側へ押すとロック解除させる仕組みでしたが、年式やモデルによっては左右方向へスライドするものもあるようです。

ちなみに座面にはシートヒーターの配線コネクターが繋がっているので、完全に取り外すにはそちらも外す必要があります(コネクターはシート横に1〜2箇所)。私は車内でカバーを取り付けましたが、このコネクタを外して座面を丸ごと外し、車外で作業すると作業性が抜群に良いと思います。
カバーの裏側に複数のベルトがついているので、他のカバーと同様、座面の下側骨格(スプリングやフレーム)に回しながらしっかり縛ります。
左右の端にはゴムループがついているので、フロントシートと同様にフックを追加して、左右からベルトを端のベルトだけゴムを通しながら縛ります。
座面の前側の生地が波々にならないよう、引っ張りながら均等に固定するのがコツですが、これが難しく、私の場合は縫製の不均一もあってか、前側に波打ちが残りました。


リアシートの作業時間:約3時間
取り付け後の仕上がり:正直なフィット感レビュー
良かった点
インテリアの雰囲気が明らかに変わりました。
白いシートカバーを付けたことで車内が明るく清潔感と開放感が増した印象です。純正シートと違い汚れてもカバーを洗えばいいという安心感もあります。
モデル3専用設計とのことで、全体的な形はシートにおおむね合っています。
気になった点
完全なフィットではありません。
座面と背もたれ部分に少し浮きがあります。
また、特にリアシートの座面は、前側(足元側)の縫製がまっすぐではないため、取り付け後に生地が波々になってしまいます。見た目が少し残念で、これが一番気になった点です。違う商品の画像を見るとそうでもない商品もあるので、商品の個体差や、取り付け精度の違いがあるのかも。少しずつ馴染んでくれるといいのですが。
完璧な仕上がりを求めるなら物足りないかもしれません。見た目もですが機能重視と割り切るのがよさそうです。
アリエクシートカバー取り付け:まとめ
今回の体験で感じたポイントをまとめます。
・価格は純正オプションや専門ショップの数分の一(2万円弱)
・モデル3専用設計でも完全フィットは期待しすぎないこと
・リアシートの座面前側の縫製が波々になりやすい点に注意
・リアシート作業はガーニッシュの脱着が最大の難所
・2人でやると大幅に楽になると思われる(1人作業は体にくる)
・写真が多いレビューの商品を選ぶのがおすすめ
・全身筋肉痛になるので、プロテイン摂取と十分な睡眠を確保する
「多少の手間と多少のズレは許容できる、コストを抑えたい」という方にはアリエクのシートカバーは十分選択肢になります。純正に近い仕上がりを求めるなら、後述の専門ショップを検討してみてください。



おまけ:純正白内装を手に入れるには?
「廃車などから純正白内装シートを入手して自分で移植した」という国内の個人事例は、今回調べた範囲では見つけられませんでした。テスラのシートは配線(シートヒーター・サイドエアバッグ)が複雑に絡んでおり、そのまま載せ替えるのは結構ハードルが高いのかもしれませんね。
もし実際にやった方がいたら、ぜひ情報をお寄せください。



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