最近はレトロゲーム機が高騰してきてますね・・・昔は3桁で買えてたようなゲーム機が今や下手すりゃ5桁だったりします。その中で光を見出すには、そう、ジャンクです。とあるフリマサイトからジャンクの3DSを入手しました。
今回手に入れた個体は、出品ページに「充電できますが、接触が悪い」と書かれていました。実際に電源ケーブルを挿してみると、確かに反応が不安定でした。角度を変えないと充電ランプがつかなかったり、途中で切れてしまったり。想定通りと言いますか説明書きの通りです。
結論から言うと、直った原因は次の2つです。
・充電口を固定しているハンダが剥がれていた(見えないクラックもあり)
・充電台用の接点が腐食していた
この記事では、実際に試した修理手順をそのまま紹介します。

3DSの分解手順(iFixitを参考)
分解の手順は、修理情報サイトiFixitの3DS分解ガイドを参考にしました。海外のサイトですが、写真付きで手順が分かりやすく、初めての分解でも迷いにくいです。iPhoneやiPodなどあらゆるガジェットの分解の参考になります。
用意する工具
・精密プラスドライバー(#00サイズ)
・スパッジャー(こじ開け用のプラスチックヘラ)
・はんだごて
3DSはトルクスなどの特殊ネジは使われておらず、プラスドライバー#00だけで開けられます。これは地味に嬉しいポイント。
ワイヤレスのハンダゴテが欲しいと思う今日このごろ・・・これとか評価いいし気になる・・・
分解の流れ
充電口到達までの大まかな流れは次の通りです。
背面の4本のネジを外し、バッテリーカバーを外す
やたらバックカバー外す時に固かったんですが、私だけでしょうか?
ちなみにボルトはすべて抜けずにカバー側についてきます。

バッテリーを取り外す
◯のところにスパッジャーやヘラを引っ掛けて取ります。

本体内側にある黒いネジ(9箇所)とカートリッジスロット付近の銀ネジを外す
たくさんあります。オレンジのところの銀ネジはめちゃ短いです。

スパッジャーで背面パネルを慎重にこじ開ける
隙間に突っ込んだスパッジャーを全周浅ーく回していくとカパっと浮きます。
背面パネルは一気に開けなよう注意!!!フレキケーブルが2本くっついてます。

R/Lボタンのフレキケーブルを外す
ピンクとイエローがそれぞれ対になってます。スパッジャーで下からこじると簡単に外れます。

ここまで来ればついに充電口と正面きってご対面です。
基板が見えたら、充電口・充電台用の接点まわりを確認する
3DSの充電口は基板に直接ハンダ付けされている構造です。そのため、接触不良の原因がこの「ハンダ」にあることも珍しくありません。
実際、今回の充電口もこのハンダ付け部分が原因でした。最初はピンクの方(固定用)だけ剥がれてると思ったのですが、ブルーの方(電源供給)もクラックが入っていたようです。

充電台の端子部もなぜか片側だけやたら腐食しています。そういや普通の充電口も異様にサビ?腐食?しています。

原因1:充電口のハンダ剥がれ
実際に浮いている端子を押さえるようにしていると充電出来ることは確認しているので、この浮きをなんとかすればいいはず。
リフローで対処
今回はハンダを盛り直す「リフロー」という方法で対処しました。はんだごてで該当箇所を軽く温め直してくっつければいけると思いましたが、思ったより上手くいかないので、追いハンダしています。
作業自体は数分で終わりましたが、これだけで充電口の物理的な固定はかなり安定しました。古い基板ほど、この手のハンダ剥がれは起きやすい印象ですが、この近辺の腐食具合を見ると何かジュースでもこぼしたのでしょうか・・・?ついでに周りを無水エタノールで掃除しておきました。

原因2:充電台用の接点が腐食
充電口はたしかに接触が悪かったので、ついでに3DSの充電台も買っておきました。「最悪端子がアホになっててもこれで充電できるだろう」と思っていました。ところが実際に置いてみると、3DSの位置が少しズレるだけで充電ランプがついたり消えたり。こちらも結局、安定して充電できず。
無水エタノールでこすればすぐ取れると思っていたのですが全く取れません。明らかにこいつが原因です。

やすり→無水アルコール→接点復活剤で復活
ここでは3つのアイテムを使いました。
・やすりで表面の酸化被膜を削りまくる
・無水アルコールで削りかすと油分を拭き取る
・接点復活剤を塗布して仕上げる
今思えば、手作業でやすり使ってチマチマ削らずに、ミニリューターでバリバリに削ってやればよかったです・・・最近使ってなくて存在を忘れてました・・・
ついでに内部清掃もしておく
分解したついでに、内部のホコリもしっかり清掃しました。ジャンク品は長期間放置されていることが多く、内部にホコリが溜まっているケースがほとんどです。この3DSも例に漏れずホコリと汚れが結構ありました。
放置しておくと熱がこもりやすくなるので、この機会に掃除しておいて損はありません。むしろキレイになってすべてが効率化されてそうで嬉しい気分になります!
しっかりと充電されるようになりました!!

まとめ:ジャンク3DSの充電トラブルは自分で直せることもある
今回の修理で分かったポイントを整理します。
・充電できない原因は充電口のハンダ剥がれだった
・リフローでハンダを盛り直すと電源供給が安定した
・充電台用の接点は腐食しており、やすり・無水アルコール・接点復活剤で復活した
・ついでの内部清掃でホコリも一掃!
ジャンク品の3DSが充電できなくても、諦めずに分解してみる価値はあります。同じ症状で困っている方は、ぜひ試してみてください。


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