「ガラスを撥水コーティングしたのに、1か月も経たずに効果が切れた……」
そんな経験、ありませんか? 私もずっとそれをやっていました。
コーティング剤を塗り重ねるだけ。撥水が切れたらまた重ね塗り。 でも1か月持たずにそこら中に撥水切れが出て、次の洗車まで我慢してまた塗る。 その繰り返しでした。
これって実は、下地処理をせずに塗り重ねているのが原因だったんです。 色々調べてやっと気づいて、「一回ガラスをまっさらな状態に戻してからやり直そう」と決意しました。
結果としては大満足です!時間をかけただけの価値は大いにありました。
この記事では、テスラ モデル3のフロントガラスにフルコースで撥水加工を施した体験を紹介します。 キイロビンゴールドで油膜と古いコーティングを完全除去→Gコートハイブリッドストロンガーで撥水→ガラコワイパーに交換、という一連の手順をまとめました。
塗り重ねを繰り返していた「悪循環」から抜け出す
コーティング剤を重ね塗りし続けると、こういう↓状態になっていきます。
・古いコーティングと油膜が混ざってガラスの表面が汚れた状態になる
・新しいコーティングがきちんと定着しない
・撥水力がすぐ落ちるので、またすぐ塗らないといけない
この悪循環を断ち切るには、一度ガラス面をリセットするしかありません。 古いコーティングも油膜も全部取り除いてから、改めてコーティングを施す。 それが「フルコース施工」をやろうと決めた理由です。

今回使ったケミカルと道具
準備したものはこちらです。
・ソフト99 キイロビンゴールド(油膜取りクリーナー)
・クリンビュー Gコートハイブリッドストロンガー(撥水コーティング剤)
・ソフト99 ガラコワイパー PY-8・PY-14(ワイパーゴム)
・マイクロファイバータオル
・養生テープ(ゴムパーツ保護用)
ケミカル、ワイパーはすべてAmazonやカー用品店で揃います。 合計金額は6,000〜7,000円ほど。専門店に頼むと数万円かかる作業が、これで完結します。
あと必要なのは、くじけない、負けない心です・・・
Step1|キイロビンゴールドで油膜と古いコーティングを完全除去する
撥水加工で一番大事なのは、とにかく下地処理です。 油膜が残ったままコーティングしても、すぐに撥水力が落ちます。 ここをサボると、あとで後悔することになります。
今回使ったのはソフト99の「キイロビンゴールド」。 通常のキイロビンより研磨力が高く、長年の塗り重ねで蓄積した古いコーティングも落とせるのが特徴です。
キイロビンゴールドの使い方
まずガラスを水洗いして、砂や埃を落とします。 そのあとキイロビンゴールドをスポンジに取り、濡れたガラスに円を描くように塗り込んでいきます。
ゴシゴシと力を入れて磨くのがポイント。 はじめはガラスコーティングや油膜によって弾かれますが根気よくこするとガラスの表面が親水状態になります。

ゴシゴシ→水で流す、を繰り返します。あらかた施工が終わった状態でガラスを触ってみると、 以前の「塗り重ね状態」のガラスとは明らかに手触りが違います。

注意点
ゴムパーツやウェザーストリップにキイロビンゴールドが付くと白残りします。 養生テープで保護しておくと安心です(私はそれを知らず施工してしまいました・・・が、今のところ害を食らった箇所はありません)。
Step2|クリンビュー Gコートハイブリッドストロンガーで撥水コーティング
下地処理が終わったら、いよいよ撥水コーティングです。 今回使ったのはクリンビューの「Gコートハイブリッドストロンガー」。
フッ素系とシリコン系のハイブリッド処方で、耐久性と撥水力を両立しているのが特徴です。
施工手順
ガラスが完全に乾いた状態で作業します。 付属のスポンジに適量を出しながら、ガラス全面に薄く均一に塗り広げます。
塗り終わったら、数分待って白く曇ってきたら拭き上げのタイミングです。 水を絞ったマイクロファイバータオルで、縦横にムラなく拭き上げます。
モデル3のガラスはかなり大きいので、区画を分けて作業すると仕上がりがきれいですし楽です。 一気に全面塗ると、先に塗った部分が乾きすぎて拭き取りにくくなります。私は半分ずつで作業しました。
施工後の撥水感
拭き上げ直後に水をかけてみると—— 水がみごとにコロコロと弾けていきます。

これは今までとはまさしく次元の違う撥水力です。 素手で触ってみると、ガラス面はめちゃくちゃツルツルで、明らかに表面の質感が変わっています。 夜間の光のにじみも、雨の日に確認したら激減していました。
Step3|ガラコワイパー PY-8・PY-14に交換する
撥水コーティングが終わったら、最後はワイパーゴムの交換です。 いくらガラスを仕上げても、ワイパーゴムが劣化していたら台無しです。
今回はソフト99の「ガラコワイパー」に交換しました。 モデル3の運転席側がPY-14、助手席側がPY-8です。

なぜガラコワイパーを選んだか
ガラコワイパーはゴム自体にフッ素がコーティングされています。 ワイパーをかけるたびにガラスへ撥水成分を補給してくれる仕組みです。これまではノーマルのワイパーゴムを使用していたのですが、これだとワイパーを動かすたびにコーティングを削ってるようなものです。今回は少しでも悪循環の発生を遅らす為、少し高いですがガラスワイパーを使いました。
撥水コーティングしたガラスとの相性が抜群で、この組み合わせが定番です。
これまでは、「少し雨が降ったくらいではあえてしばらくワイパーを動かさない」というテスラのオートワイパー機能を台無しにする行為をしていたのですが、これが地味にストレスになっていたので、この交換は本当にやってよかったと思います。
交換作業の手順
モデル3のワイパーアームはよくあるJ字フック式です。 まずは、テスラのディスプレイで「サービス」から「ワイパーサービスモード」にして作業をはじめます。
ワイパーブレードは◯部のボタンを押して引きずり出すことで外れます。
なお、作業する際はワイパーの下にタオルなどをはさんでおくことで、ガラス面を保護できます。万が一ワイパーを外した状態で手が滑ってワイパーアームがガラス面に当たっても軽症で済む・・・はずです。

今回のガラコワイパーは輸入車で、どの車にも合うようにいくつかアタッチメントがついてきます。モデル3はTL-4Bというアタッチメントが合うようです。


あとは取説通りに、アタッチメントのみを取り付け → 一旦ロックを外して引き出す → ワイパーブレードへブラインドタッチで差し込む(これが結構ムズいです) → 再度ロックして完了。
私の場合はブレードとアタッチメントの結合で手間取って10分くらいかかりましたが、順調にいけば5分もあれば両側交換できると思います。工具は一切不要です。

乾燥時にワイパーを動かして馴染ませろとのことなので作業後にワイパーを動かすと、ゴムがスーッとガラスを滑るようになりました。 滑りもノーマルワイパーよりもよいのでビビりなどもありません。
施工後の結果・総評
フルコースで施工して一週間が経ちました。 毎日乗っていて、雨天時の視界の変化を実感しています。
・高速走行中、雨粒がみるみる弾けて飛んでいく
ー これはホントに別世界。今までのガラコとは何だったのか
・夜間の対向車ライトのにじみがほぼなくなった
ー 油膜の有無でここまで変わるとは。基本は大事だということですね
撥水コーティングとガラコワイパーの組み合わせは最高です。これまではワイパーを動かすのをためらってましたが、今はワイパーをかけるたびに撥水性が維持/促進されるので、オートワイパー様々です。テスラのオートワイパーは晴れの日でもたまに動きますが、このたびに撥水強化されていることになります。
フルコースでのガラスコーティング、手間はかかりますが費用は5,000円以下。 ショップに頼む前に、一度自分でやってみる価値は十分あります。
まとめ
テスラ モデル3の撥水加工フルコースをまとめます。
・下地処理はキイロビンゴールドで油膜と古いコーティングをしっかり除去する
・コーティングは薄く均一に
・ガラスが大きいので区画を分けて作業する
・ワイパーは、出来ればガラコワイパーに交換して撥水を長く維持出来るようにする
下地処理をちゃんとやるかどうかで、コーティングの持ちが大きく変わります(のはず・・・)。面倒でもキイロビンゴールドのステップは絶対にやった方がいいと思います。
ぜひ休日の2〜3時間でチャレンジしてみてください。これまで一回もリセットしてフルコース施工をしてないクルマは、雨の日の視界が別世界になりますよ。
ルーフのガラスも施工したらすんばらしい事になりそうですが、すごい大変そう・・・


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