RX-8オーナーにとって避けて通れないトラブルのひとつ、テールランプ浸水事件。特に前期型で顕著に見られるこの現象、放置しておくとテールランプ内へ水槽みたいに水が溜まってしまうこともあります。
私のRX-8は後期型なので完全に油断してましたが、ハズレを引いてしまったようです・・・ただ、結局はシール不良での浸水なのでしっかり補修すればしばらく心配はないはずです。
しばらく放置してしまっていたのですが、雨の日も気持ちよくRX-8に乗る為に重い腰を上げることにしました。
前期では有名なテールランプ浸水
RX-8の前期型では、テールランプ内に水が侵入するトラブルが定番。その原因は主にシール部分の劣化や設計上の問題などでしょうが、放っておくとランプの曇りだけでなく、電気系統のトラブルにも繋がります。
それ故にテールランプの社外品が多く出回るという悲しい副効果を生んでいると言えます・・・
たまに浸水していたが復活するので放置していた
実は、以前からテールランプに水が溜まることがありました。しかし、放置しておくと乾燥し元に戻ることも多かったため、「そのうち直そう」と後回しにしていました。
若い頃ならすぐに「とりあえず分解」を開始したと思います。歳は取りたくないです。
LEDが壊れると大変
しかし、LEDが故障すると修理費用云々の前に、そもそも車検に通らなくなります。これが痛い。後期は前期のように社外品のテールランプが出回ってないので、後期純正の新品か中古を探すことが必要になります。
この話を知って早めに対策する必要性を感じ始めました。後期純正はまだまだ市場に出回ってる数が少ない=高価なので、テールランプ浸水は未然防止が維持コスト面において大切と感じます。
分解開始
前置きが長くなりましたが、やっと分解開始です。テールランプ右側の作業写真をのせていきます。
センターのガーニッシュ外し
センターにある樹脂部品を外す為にこれらのクリップを外していきます。プッシュタイプのクリップなので真ん中のサブクリップを引き抜くとクリップ全体を引き抜けるようになります。
左右合計4つのクリップを外せばあとは真上に引っ張ることでガーニッシュを外せます。ガーニッシュ裏側の金属クリップがボディと結合されているのでかなり固いです。「バキィッ!」というヤバそうな音と共に外れると思います。
ガーニッシュの外し方はこちら↓も参照。
エーモンの内張りはがしを使っています。道具って大事です。それ目的の道具を使うだけで効率が全然違います。
トランクサイド内装外し
この2箇所のクリップを外せばテールランプへアクセスできるようになります。
テールランプ固定ナット外し
右側はトランクキーのシリンダがあるので、5箇所のナットを外す必要があります。
テールランプ外し
あとはテールランプを外すのみなのですが、一部の爪がボディに引っかかってます。
これを外してから外側へ引っ張ります。
シールが劣化していた
取り外してビックリですが、ゴミというか泥?がすごかったです(写真はすでにある程度キレイにしてます)。そして丸部分の裏側を触ると、シールがガッサガサになっており、ここから少しづつ浸水していたかと思います。
先回の止水テープが活躍
ヘッドライトのシール作業で使用した止水テープを思い出し、これを再利用することにしました。このテープは耐水性が高く、接着力も十分です。ミスしてしまうと直すのが大変なレベルです。
劣化したシール部分をガッチリと補修しました。
ボディ側を掃除
またしても汚い状態の写真を忘れました、すいません。
テールランプを外したところは泥やホコリでドロドロでしたので、いつものダイソーのピカットシートでピカピカにしました。
ダイソーはなぜFCの写真を選んだのか????ダイソー最高だな。
今のところ再発なし
補修から数回雨の中を走りましたが、現在のところ浸水は一切確認されていません。今回の補修効果アリ!ということで、しばらくは車検不合格の恐怖からは逃れられそうです!
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