【Mazda RX-8】MTのRX-8にクルーズコントロールを後付けする 102,070km

MAZDA RX-8
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RX-8は長距離運転が結構キツイ

アメリカに住んでる頃は、クルコンの付いているクルマが当たり前だったので気にならなかったのですが、やはりクルコンは重要だと気づいた。

「カーブや料金所が多い日本の高速道路ではクルコン不要!」 とイキっていた自分が恥ずかしいです笑 便利なモンは便利。

それを痛感したのが先日の旅行、片道150kmほどの距離。

  • RX-8のペダルは右(外側)にオフセットされてるので、常に右股がバケットシートが当たる
  • 6速クロスなミッションなので、アクセル開閉度に対する速度へのレスポンスがいい → 一定速度を保とうとすると右足がアクセルコントロールの為に常にプルプル修行状態

上記の理由で、ずっと高速道路を走ってるとつらい。途中で何回も座り方や足の置き方を変えてみたが、どうしてもラクな姿勢が存在しない。おかげですぐに休憩したくなっていい事ではあるが・・・・

クルコン付きAT車だったシトロエンC5の時とはまるで逆の感覚(あのクルマと高速道路での乗り味を比べてはいけない笑)。

そんなわけでMTのRX-8にもクルコン追加を決意。

クルーズコントロールは後付けを選択

RX-8のAT車(Type-Eなど)からの部品流用

これがすぐ思いついたのですが、どうやらMTへの流用は出来ないようです。CPUからそのプログラム自体が消されてるとのこと。なんでそこまでこだわるのか笑

社外品を使う

となるともうこれしかない。純正でクルコンが標準で付く現代にどんなものがあるのか、と不安だったがアッサリ見つかった。

Pivot の 3-drive-α という商品。

本業の機能はスロットルコントローラーですが、それを利用してクルーズコントロール機能を付与させてるようです。本体、車種専用ハーネス、ブレーキハーネスで¥3万くらい投資が必要ですが、オプションでクルコンが付くと思えば悪くない値段設定かと。

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3-drive-α取り付け

アクセルとブレーキの配線に割り込ませて制御する、というのがこの製品の仕組みです。

  • アクセルハーネス(専用ハーネス TH-1A)
  • ブレーキハーネス(専用ハーネス使用 BR-5)
  • 車速信号
  • アース

への配線をすれば完了します。

左から 本体、ブレーキハーネス、アクセルハーネス

アクセルへの配線

カプラを一旦外し、ここにアクセルハーネスを割り込ませます。作業自体は簡単ですが、姿勢がめちゃくちゃ辛いです。脇腹にサイドステップが刺さります笑

ブレーキへの配線

ブレーキはここ。作業はアクセルと同じ。

車速信号の取り出し

これには苦労しました、ホントに。

RX-8、通常?の仕様であればオーディオ裏かグローブボックス裏に車速が来てるんですが、

  • 後期
  • BOSEオーディオシステム

というコンボを食らうと、どちらからも車速は取れません。配線自体が来ていないです。

Pivotの取説やググった結果を信じてこれらの場所を確認したのですが本当にないのです。なんでこんなことするんだマツダ。

車速信号線が来ていれば赤/緑の線があるはずですが・・・・ないんですよ。

オーディオ裏 他グレードだと丸の部分に赤/緑の配線が来ている
グローブボックス裏 同じく丸のところに配線は来ていない・・・

後期+BOSEコンボになるとネット上に全然情報がありません。今どきナビはスマホだから、ナビを後付けして車速ひろうことなんてないし、私のようにスロコンに車速を入れるなんてないでしょう笑

唯一このコンボへ対応してたお店に電話で問い合わせしました。エンジンルーム内で探して発見したが、詳細は覚えてないとのこと・・・ただし配線色は緑/赤だったという情報を得ました。

いつものクルマ屋さんに聞くと、後期はABSから車速を取って制御してるというヒントも得たので周辺の配線図を調べてみたところ・・・・それっぽいのが存在します。
配線色はG/R(緑/赤)で、オーディオやカーナビにつながってます。

この配線図は前期でちょっと違うはずですが、やはりABSユニットが希望の光となる

ABSユニットのカプラを外してみると・・・・発見!!!!! ずっと憧れていた緑/赤の線です!! 本体へテスト配線してみると車速を認識したので間違いありません。

ABSユニットはクルマ正面向かって右側。カプラのレバーを開ければカプラが抜けます。

ここまでサクッと書いてますが、本体取付から数えると結構な月日が経ってます笑・・・・

あとは綺麗に配線するだけです。車速線の分岐にはワンタッチカプラを使用。カシメが外れて接触不良にならないようにインシュロックで固定強化。

エンジンルームから室内への配線引き込みはここから。LHD仕様のボンネットオープナー用の穴らしい。プラスドライバーなどで ぐっ! と押せば内装に穴が開いて室内につながります。かなり硬いので勇気が必要ですが、室内の遮音シートが抵抗になっているだけなので、思いっきり押し込みます。

拡大図。上のいかにもなフタのとこではなく、穴が空いてる方。
助手席足元の奥。この位置からつながります。

かなり狭くて抵抗のある部分へ配線を通すので配線通しを使います。

助手席 → 運転席 へ配線を通す時にも有効です。やっぱ道具って重要思います。無くてもやれるんだけど、ストレスと時間を確実に減らしてくれます。

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本体(コントローラー)の設置

とりあえずここにしました。ハンドルとオーディオの間。

運転中は見えない位置

普段あまりいじることもないし、アクセル開度で表示がパラパラ変わるのでそれが見えて気が散らないように、という意図もあります。クルコンONする時はまだ少し慣れてないので押しにくい・・・

スロコン機能がアクセルコントロールのストレスを減らしてくれた

本業のスロコン機能について。

昔アルファロメオに乗ってる時にもスロコンを使ったことあるんですが、スロットル開度とレスポンスをソフト的に変えてるだけなので操作自体は基本的に変わりないです。レスポンスを上げる方向に調整すれば、ちょっとアクセルを開けただけでクルマがグワっと進みます。まあ一般道では使うことはないかと思ってました(サーキットなどで少しでも早いレスポンスでアクセルを開けたい時はいいのかも)

が、今回は逆の機能が役立つことに気づきました。

RX-8は元々スロットル開度に対するレスポンスがいいと思うのですが、これが逆に普段使いでは使いづらい機会がよくあります。

足回りはバネレート低目の車高調なのですが、段差を通ると右足も若干振れるので、それがモロにアクセルに影響します。段差越えるたびにギクシャク/ガックンガックンすることが嫌で、スロットル練習中の高橋啓介ばりにアクセル開度に気を使いまくってました。これが少しストレスで、足回りを戻そうかと考えたこともありました。

それが、今回スロコンでレスポンスをヘボくすることで、かなり解消できたのです。多少の段差があろうが右足に気遣うことなく運転できます。逆に加速が必要ならアクセルをもっと踏めばいいだけです。これは今回改造の副効果でしたね。

クルーズコントロールは最高

いやー、これはもう大満足です。往復100kmの仕事で早速使ったんですが、高速でめっちゃくっちゃラクです!!!やっぱMTでもクルコンは必要なんや!!と再認識しましたよ。

ただ、RX-8で快適に使うためには最初ちょっと調整が必要でした。Pivot 3-drive-αはクルコンレスポンスのレベル調整機能があり、初期は5段階中の3になってます。

設定速度より下回った時に
 ・1は加速時間が長い、ハイパワー車向け
 ・5は加速時間が短い、ローパワー車向け
という設定。

私のRX-8では初期設定の3だと若干クルコン動作がギクシャクしてたので、上下に設定変更してみて、最終的には1で落ち着きました(取説にはRX-8はレベル2が推奨とあります)。

欲が出て他の機能も欲しくなる

上にも書いた通り、結果としては大満足なんですが、しいて言えば・・・レーダークルーズコントロールがほしい。レーンキープも。このへんは一度味わってしまうと元には戻れない、というやつですね。運転した後の疲労度が全然違う。

とにかく今回は車速の取り出しに苦労しました。この記事がRX-8後期+BOSEコンボに困ってる人の助けになれば幸いです。

この記事を書いた人

田舎に住むオッサンのサラリーマンエンジニア。
クルマ、ルンバ、ガジェット、天下一品を人生の基軸にして生きてます。
愛知県在住|47歳|天下一品全国制覇中

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