「夜にルンバを動かしたいけど、結構うるさいので気になって使えない…」そんな悩みを抱える方も多いのではないでしょうか?私も同じ気持ちで、解決方法を探していました。そんなとき、最近入手したSwitchBotのロボット掃除機「K10+pro」の静音モードに感動し、「これなら夜中でも気にならない!」と思ったのがきっかけです。
この記事では、ルンバ870を静音化するための分解手順や注意点、タミヤのセラミックグリスを活用したメンテナンス方法、さらには音量テストの結果まで詳しく解説します。特に、作業を進める際に後戻りできるように写真を撮るなど、全国民が安心してルンバ分解に取り組める具体的なアドバイスをお届けします!
静音化に成功したルンバは、デシベル計での数値上で明らかに静かになり、夜間でも以前よりも使いやすくなりました!この記事を参考に、あなたもルンバを「夜も使える(かもしれない笑)頼れる掃除パートナー」に生まれ変わらせてみませんか?
きっかけはSwitchBotの静かさ
SwitchBotの「K10+pro」を試した際、静音モードの素晴らしさに驚きました。夜間に動かしてもほとんど音が気にならず、「こんなロボット掃除機が欲しかった!」と感動。そこで思い出したのが、自宅で長年使っているルンバ870です。性能には満足していましたが、稼働音が気になるのが唯一のネックでした。静音化すれば、もっと快適に使えるのではないか?そう考えて、DIYでの改善に挑戦することにしました。
分解とグリス塗り替え
準備したもの
- ドライバーセット(0番と1番)
ちょっと長めの方がルンバには使いやすい
- タミヤのセラミックグリス
正解なのかはわかりませんが、ミニ四駆のギアは正解だったのでルンバのギアにも正解でしょう!
- スマホとかデジカメ
記録用!重要!
分解作業のポイント
- ネジの多さに注意:ネジの数が多く、外した箇所が分からなくなる恐れがあるため、作業ごとに出来るだけ写真を撮影しました。これが後で本当に役に立ちます!
- 古いグリスの除去:長年の使用で劣化して固くなったグリスを拭き取るのは予想以上に手間でしたが、爪楊枝などを使って丁寧に除去することで新しいグリスの効果が最大化されるはず。
- グリスの均一な塗布:新しいグリスを均等に塗る作業もコツが必要でしたが、少量ずつ塗布し、手でギアを回してグリスを行き渡らすことできれいに仕上げることを心がけました。
裏蓋を外す
(もう何回外したかわからん)この5箇所を外すと裏蓋が取れます。ここからが分解のスタートです!
サイドブラシ編
サイドブラシユニットの取り外し
この2つのネジを外しユニットを引っ張れば外れます。
ユニットの分解
このネジを外してゆーーーっくりと開腹します。
旧グリスの除去
ティッシュなどでざっくりと拭い取り、爪楊枝などでギア間にあるグリスを除去します。軸やハウジングについているグリスもしっかり除去します。
新グリスを塗りつける
まっさらになったところへ新グリスをたっぷり塗りつけます。塗る→ギア回す→塗る→ギア回すをひたすら繰り返して全体に行き渡らせます。軸への塗布もしっかりと。
フロントホイール編
ホイールの取り外し
ハマってるだけなので、上に引っ張れば取れます。
ホイールとボディの分離
ここもハマってるだけです。ぐいっと引っ張れば取れます。
軸掃除+グリス塗布
これまた軸もハマってるだけなのでちょっと引っ張るとこういう状態になります。ティッシュ等で汚れを拭き取り、新グリスを塗っていきます。
駆動タイヤ編
ユニットを外す
3つのネジを外すとタイヤユニットが外せます。
旧グリスの除去
写真が重要と言っておいてすいません・・・・ここまでの写真が無かったです。ネジを外していけば開腹できますが、一箇所だけカバーが邪魔でとてもネジを回しづらいところがあります。
新グリス塗布
他同様、塗る→回す→塗る→回すを繰り返してまんべんなく塗りつけます。
メインブラシ編
ユニット取り外し
4つのネジを外すとユニットを外せます。
ボディとブラシユニットの分離
これらのネジを外すと分離できます。ここもまた画像がなくてすいません・・・おかげで復旧するのが大変でしたが、写真無くてもなんとかなったので、写真があればスムーズに復旧できると思います。
分離する際はこのバネを外す必要があります。
ギアユニット分解+旧グリス除去+新グリス
画像がなさすぎてすいません!2本のメインブラシを適当に外してしまって「うわー どっちがどっちだっけ?」と悩みました・・・が、写真のおかげで簡単復旧です。
再組み立て
作業記録を見返しながら慎重に組み立て直し。ここで写真が大活躍するのですが、私のように肝心なネジ外しの部分を忘れるとパズル大会になります笑
すごい静かになった
作業後にデシベル計で稼働音を測定したところ、作業前と比べて数値上静かになっていることが判明。以前はテレビの音量を上げないと聞こえなかったのが、普通の会話をしながらでも動作音が気にならないレベルに(言い過ぎか?)。特に夜間の使用が気にならなくなり、「やってよかった!」と感じています。
グリス交換の副効果として各駆動の負荷も減ってるので、稼働時間も向上しているように感じます。
作業前 ; 68-70db
↓
作業後 ; 64db!
数字で見ると微妙なのですが体感ではめちゃ静かになりました!!古い個体であればあるほど効果を実感できそうですね。
やはり作業写真が重要
分解作業は細かい工程が多いため、進めるたびに必ず写真を撮ることをおすすめします。また、古いグリスの除去と新しいグリスの均一な塗布には時間をかけて丁寧に取り組みました。少し手間はかかりますが、その分成果を実感できる・・・はず。気分もいいです!
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